#05.コーポラティブハウスの資産価値

コーポラティブハウスの資産価値はどうなんですか?と質問されることがある。

不動産の資産価値を評価する方法が価格査定であるが、コーポラティブハウスの価格査定は、マンションと同じように査定されるものと考えられる。

価格査定には、大きく比較方式・原価方式・収益方式の3つの方法が存在する。比較方式は最も一般的な方法で、部屋の広さと周辺の相場、建物・部屋の状況から判断される。

原価方式は、査定時点(購入時点では無く)での取得価格から原価償却を考慮して算出する。

収益方式は、賃貸として利用した場合の利益率と収益性から元本(不動産価格)を算定する方法で、取得価格が安いから或は土地費用が安いと資産価値が落ちるのではないか?と心配される方がいらっしゃるが、原価が安いという理由で資産価値が落ちるということはない。

逆に、相場より有利に取得しているということはメリットになる。

また、コーポラティブハウスに関する新聞記事の中で、「凝った住宅ほど10人中9人は気にいらず、売却損が発生する。」ということを読んだことがあるが、確かに1000万円のキッチンを設置したとしても価値の解らない人にとっては、一般のキッチンと同程度に判断されることも考えられ、資産価値が安く見積もられる場合もあるかもしれない。

しかしながら、デザイナーズ賃貸ということがもてはやされるようになり、個性的な住空間が求められるようになって来ている現状、嗜好が限られ・売却損が発生するというのは古い認識のように思える。逆に、住みやすい空間・楽しい空間・お洒落な空間の方が同じ広さ・エリアであれば、価値が高いということは当たり前のように思える。

もし選択できるなら、自分の好きな空間で暮らすことこそが大切なことなのではないだろうか?

中野 敏孝

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