住んでみていかがですか?
しっくり⾃分達に馴染んでいる気がします。LDKが地下ということもあり、⼤半を地下で過ごしています。ここで暮らすようになってから家でお茶をする機会が増えました。ダイニングテーブルやコーヒーテーブルで、⼆⼈でよく家cafeをしています。
また、作りこみすぎない空間というコンセプトは⼤正解でしたね。住み始めてから2年以上経つ今も、雑貨などを探し回って、選んで、飾る楽しみが現在進⾏形です。以前はあまりアンテナに引っ掛からなかった北欧の⾷器や、動物の置物などに⼿が伸びるようになったのは、シンプルな空間の影響かなあと思います。
それと、現代の都会⽣活において、ご近所さんの顔が⾒えるだけでなく、交流もできる暮らしというのは、貴重な気がします。時々、新鮮なお野菜や、⼿作りのお菓⼦などのお裾分けを頂いたり、旅⾏のお⼟産を交換したりすることもあるんですよ。
クローゼットとトイレ以外、扉が無いワンルーム空間になっていますね
何処にいてもお互いの気配を感じられる事を優先したかったので、極⼒扉を設けないようにしました。オープンな空間には抵抗が無く、メゾネットは階層の違いによって上下がゆるやかに仕切られているので、それも扉をほぼ設けなくてよかった理由の一つかもしれません。
⼀⾯だけのRC打ち放しの壁がアクセントになっている気がしますが・・
吹き抜け側の壁は、将来プロジェクターを購⼊してスクリーン代わりに使いたいという希望もあり、真っ⽩で何も飾らないようにしていますが、反対側の壁は打ち放しのピーコンの⽳を残して、絵などを飾るのに使いたいと、当初から思っていました。RCの壁が⼀⾯あることで、空間にメリハリが出来、また⽬論み通りに、好きな絵などを飾ることが出来ています。絵や置物を思い⽴った時に変更したい性質なので、壁紙だとその都度⽳が開いたりするところを、ピーコンの⽳だとそんな⼼配も無く、のびのび使っています。
設計施⼯途中の思い出は?
⼀番印象深かったのは、現場⾒学に⾏った際の鉄筋量の多さでした。びっしりと鉄筋が並ぶ様⼦に驚いたのを今でもよく覚えています。現場⾒学は、後半は⽉1ペース位で訪れていましたが、出来上がっていく過程を⽬の当たりにできるのは、とても⾯⽩い経験でした。
また、設計途中は予算の関係で諦めたこともありますが、⾃分達がどうしてもこだわりたいと思った素材の質感、幅広でつやのないフローリングや、ほうろうのバスタブ、塗装っぽい壁紙などは、何故かほとんど実現したのが嬉しかったです。
そして、予算調整時に当然削られると思った絵本棚を、設計⼠さんに残してもらえたのが、住んでいる今も良かったなあと思います。
創作住居をえらばれたきっかけは?
マンションのモデルルームも⾒ましたが、相応の値段でも妥協しなくてはいけない箇所が沢⼭あり、すぐに嫌になりました。元々コーポラティブハウスは知っていましたが、新居を探している時にたまたまネット検索でゼロワンオフィスを発⾒。説明会に⾏った際に、代表の⽅とゆくゆく担当となった設計⼠の⽅にお会いし、その⼈柄の良さと、家造りが⼤好きで楽しんで設計しているんだなあというのが伝わってきて、この⼈達になら任せても⼤丈夫!とすぐに決めました。
創作住居を検討されている⽅に⼀⾔どうぞ。
マンションを買うのとは違って、創作住居は家造りの過程そのものを楽しむことができます。⾃分達で1つ1つものを選ぶことができ、そして⾃分達らしい暮らしを実現できるのは、創作上居だからこそ!!インフィル部分は⼀からの⾃由設計ですので、スケルトンの形が気に⼊ったなら、ぱっと決断されることをお勧めしたいですね。